中仕切
なかじきり
名詞
標準
partition
文例 · 用例
そこへ、中仕切の障子が、次の室の燈にほのめいて、二枚見えた。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
今朝、眼が醒めましたら、台所の入口と私の枕元に在る奥の間の中仕切が開け放しになっておりましたから、ビックリして奥の間の様子を見に行ってみますと、お父さんと、お母さんが殺されております。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
九曜星の紋のある中仕切りの暖簾を分けて、袂を口角に当てて、出て来た娘を私はあまりの美しさにまじまじと見詰めてしまった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
中仕切の暖簾を上げて、姉さんだか、小母さんだか、綺麗な、容子のいいのが、すっと出て来て、「坊ちゃん、あげましょう。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
……そうでしょう、置敷居で、間を劃って、道具立ての襖が極まれば、十七|室一時に出来ると云いますが、新館、新築で、ここを棄てて置くから、中仕切なんど、いつも取払って、畳数|凡そ百五六十畳と云う古御殿です。
— 泉鏡花 『菊あわせ』 青空文庫
その中仕切――本格子の板戸を隔てて立った首が、ちょうど棚の福助どのと合った時、失礼だが、私はその女房が化けたかと思った。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
窓がすっかり壁の中仕切のところへ飛び込んでしまったばかりか、明り窓は煙突の上にのっかってしまっている。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
」と店から声をかけられて、お光は始めて気がつくと、若衆の為さんが用足しから帰ったので、中仕切の千本|格子の間からこちらを覗いている。
— 小栗風葉 『深川女房』 青空文庫
作例 · 標準
引き出しの中には、細かなものを整理するための中仕切がある。
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この箱は中仕切で区切られていて、色々な小物を収納できる。
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部屋の広さを有効活用するため、可動式の中仕切を設置した。
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