戦用
せんよう
名詞
標準
文例 · 用例
※ 決戦用兵器が飛躍的に発達し、特に飛行機は無着陸にて容易に世界を一周し得ること。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
新しき革命的最終戦用決戦兵器を敵に先んじて準備する事が最終戦勝利者たるべき第一条件である。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
ゲリラ戦用の地下道で、麻布一番から霞町へ抜ける長いものだという話。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
それは防空壕とちがい、陸戦用のものであるから、部隊とともに、戦車もトラックもひそむことができるほどの広い穴である。
— 坂口安吾 『水鳥亭』 青空文庫
したがって徳川以降の御前試合剣道とちがって昔の実戦用剣法は各流に残身などと称し、控え室を一歩でて立合の場へ一足はいればもう戦場、どの瞬間にどう打たれても打たれ損という心構えにできており、試合を終って礼を交して後もユダンができない。
— 坂口安吾 『花咲ける石』 青空文庫
「このミッキー・マウスを愛してるなら、じっとしてろ」 スカイラインのキーを抜き、ぼくの米軍払い下げの野戦用ジャケットのポケットに落とした。
— 片岡義男 『彼のオートバイ、彼女の島』 青空文庫
野戦用ジャケットのポケットからキーをとりだし、ロックをあけ、なかに入った。
— 片岡義男 『彼のオートバイ、彼女の島』 青空文庫
この中規模実験がすんで、まだ霧の焼払装置が最後の完成をみないうちに、先導機飛行場に大掛りの実戦用施設をそなえることに極まり、すぐ工事に着手したようである。
— 中谷宇吉郎 『霧を消す話』 青空文庫