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五風十雨

ごふうじゅうう
名詞
1
標準
seasonable rains and winds
文例 · 用例
そうすれば災害はもはや災害でなく五風十雨の亜類となってしまうであろう。
寺田寅彦 津浪と人間 青空文庫
しかし今年は雨も風も、五風十雨の譬の通りに順調だつた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
前の二事は草木における肥料に等しく後の一事は五風十雨の効あるもの。
永井荷風 小説作法 青空文庫
江戸もん同士がひどく気さくで、御代は太平|五風十雨で、なんともいえず、嬉しかった。
正岡容 随筆 寄席風俗 青空文庫
それ五風十雨の太平の御世なりしかば、そのような愚かもまたなし得たのだと人、誰か、いう。
正岡容 寄席行燈 青空文庫
「人間の一心何事か成らざるべけんや、草の根を刈り石を除けるの故事ありという」こう独語を漏らすこともあった、「五風十雨、七転び八起き、艱難汝を……汝を……」 そして或る夜、吾助は片手に武鑑の一冊を持ち、坐ったままで三尺程度は跳上って、あ、あ、こ、こ、という風な声を発した。
山本周五郎 長屋天一坊 青空文庫
社日さんというのは、五風十雨の平穏や、豊饒を祈る農家の人々の心のささえとなった神様であったが、誰が植えたか、この桜は、幹も枝も栄えて何時とはなしに、神様の座にとって代って、春の恵みを施す場所になってしまった。
河井寛次郎 社日桜 青空文庫
館の御子が、太政官下文をいただき、御厨の職をうけられたと聞き、五風十雨の喜憂と共に、土着民はすぐ、産土神に集まった。
吉川英治 平の将門 青空文庫
作例 · 標準
五風十雨の穏やかな気候に恵まれ、今年の稲作は記録的な豊作となりそうだ。
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五風十雨、天下太平」という言葉通り、平和な日々が続くことを願う。
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激しい嵐もなく、まさに五風十雨と呼ぶにふさわしい安定した天候が続いている。
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