駕籠脇
かごわき
名詞
標準
文例 · 用例
早くも胡散な奴と知ったゆえ、二度目に駕籠脇へ近よろうとした前、篠崎竹雲斎先生お直伝の兵法をちょっと小出しに致して、ぴたり駕籠の天井に吸いついていたのじゃよ」「ま!
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
駕籠脇の侍が二十人余り、橋の下の一人を取囲んで、白刃の垣を作っていた。
— 直木三十五 『三人の相馬大作』 青空文庫
駕籠の側離れると病人が喚き出して轉げ出さうとするもんやよつて、到頭|駕籠脇の武士みたいなことを初めて勤めて了うた。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
やがて駕籠脇に武士が付いて一行粛々と歩き出した。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
「愚か者め」と憐れむように、覆面の武士は呟いたが、スーと駕籠脇へ寄り添った。
— 国枝史郎 『紅白縮緬組』 青空文庫
乗り手は西川正休で、その駕籠脇に従ったは、町人姿の伊集院五郎!
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
」 と駕籠脇の武士が怒鳴った。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
」 と例の駕籠脇の武士は、相手の武士の何んともいわれない品位、それにだんだん圧せられながら、隙を見せまいと威猛高に怒鳴った。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫