歯牙にもかけない
しがにもかけない
表現形容詞
標準
taking no notice of
文例 · 用例
無論その表書き通りであったら、たやすく開門させることは困難であろうと思われたのに、しかし退屈男は、まるでその制札なぞ歯牙にもかけないといった風でした。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
」「つまんねえ」 と、片桐は歯牙にもかけないようすだが、すぐに、その有名なリフを弾きはじめた。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
それに、いまどきのお子たちは、寮生活なんか歯牙にもかけない」「まいったな。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
ありませんね、何にも……」「お忘れになっているんでしょうね、あなたは家政婦に冷い水を大きなコップに一杯持ってくるようにお命じになった」「ああ、そんなことですか」と、亀之介は歯牙にもかけないような顔をしたが、しかし彼の語調に狼狽の響きがあった。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
」 と花廼屋が虎之介の心眼に挑戦するが、虎之介はこんな小者は歯牙にもかけない様子。
— その一 舞踏会殺人事件 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
町内の連中におれの腕が判るものか」 と歯牙にもかけない。
— 梅崎春生 『凡人凡語』 青空文庫
これと同じに、新聞記者を歯牙にもかけないといった風なのが、山本権兵衛大将だった。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
蒼白なやせたその顔には、妻を歯牙にもかけないごうまんさと、人間的な冷酷さがみなぎっているように見えた。
— 壺井榮 『風』 青空文庫
作例 · 標準
彼の意見はあまりにも的外れで、誰も歯牙にもかけなかった。
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どんなに騒ぎ立てても、世間は彼の主張を歯牙にもかけないだろう。
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彼女は周りの批判を歯牙にもかけず、自分の道を突き進んだ。
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