小役人
こやくにん
名詞
標準
petty official
文例 · 用例
」彼は余を北海道庁の小役人と見たのである。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
小役人というのかしら。
— 太宰治 『女生徒』 青空文庫
聯隊の兵士、田町の芸者、小役人の細君、会社員、娘、明治の江戸ッ子、種々雑多の人で、一口に言ふと上流社会を除いた其以外の東京人士の標本は悉く縁日の夜に其御面相から風俗から流行までを陳列するのです。
— 國木田獨歩 『夜の赤坂』 青空文庫
平凡にゑがかれてゐるやうな、所謂賃譯をして暮しの助にしてゐる小役人らしい男でもない。
— 森林太郎 『長谷川辰之助』 青空文庫
むしろ役所の小役人風めいたおどおどしたその男の態度が哀れだった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
「私は宵からまいりまして、自分の将来のことをお願いしておきましたが、私は将来どういうようになりましょう」 発跡司の判官はじっと友仁の顔を見ていたが、やがて側にいた小役人を呼んで帳簿を持ってこさして、それを自分で開け、ちょっと考えてから言った。
— 田中貢太郎 『富貴発跡司志』 青空文庫
王はあの世もこの世も別に変ったことはないとおもいながら見ていると、二人の小役人が二三人の囚人に縄をかけて前の方からきた。
— 田中貢太郎 『蘇生』 青空文庫
「何のことだかさっぱり判らない、不意にこうして縛られてきたのだ」 王は小役人の前へ走って往った。
— 田中貢太郎 『蘇生』 青空文庫
作例 · 標準
彼は典型的な小役人で、規則一点張りで全く融通が利かない。
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役所の窓口で小役人に嫌味を言われ、すっかり不快な気分になった。
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「お前のような小役人に何がわかる」と、男は怒鳴り散らした。
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