祭り上げる
まつりあげる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to set (someone) up (in a high position)
文例 · 用例
「三十年の辛抱に比ぶれば、八年の辛苦がなんじゃ」「八年探して、根の尽きる武士に、幸太郎兄弟の爪の垢でも、煎じて飲ませたい」 世評は、成功者を九天の上に祭り上げると共に、失敗者を奈落の底へまで突き落さねば止まなかった。
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
彼女の周囲では外人たちが競って宮子の嗜好を研究し、伸縮自在な彼女の視線の流れを追い求め、彼女と踊る敵の度数を暗黙の中に数え合い、そうして、ますます宮子を高く彼らの肩の上へ祭り上げる方法ばかりをとっている。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
あの神達の笑はあまりに古くて、よく分らないが、後世の慾の深い人間が譯もなしに祭り上げるやうなものではなくて、思ひの外な深い笑であつたかも知れない。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
先輩を活神様にして祭り上げる人たちは、また道化役者にして笑いたがる人たちである。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
実際、現在の資本主義制度其のものが全く行きつまって、如何にしても逃れ路がない、そういう事実が、直接に感情的に一般に感じられたもの、それがハイデッガーの様な不安の感情というものを神秘的に祭り上げる様な哲学を生んだということが云われると思います。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
誰に頼まれたのでもなく自分で出した「衆議院の院議」を自分で祭り上げるということは、あまり張合いのないことだろうと思う。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
現在こうしてピンピン生きている者のお墓をこしらえた上に、荒神様に祭り上げるなんて、洒落が過ぎてらあ!
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
表面服従して、少し目をはなせば一揆を起したがるのが百姓だ――ことに近来は、一揆の無頼漢の音頭を取るものを称して「義民」だのなんのと祭り上げる輩が多いから、百姓がいよいよ増長する。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
責任を取りたくない周囲によって、彼は実権のない会長の座に祭り上げられてしまった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「担ぎやすいからって、経験の浅い若手をリーダーに祭り上げるのは無責任だよ。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
表向きは最高顧問として祭り上げられたが、実際には窓際族のような扱いを受けている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
to hold sacred
作例 · 標準
古い言い伝えによれば、この山の奥深くには山の神として祭り上げられた巨石があるという。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
村人たちはその大木を御神木として祭り上げ、毎年欠かさず祈りを捧げている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「英雄として祭り上げられた彼の虚像だけが、歴史の中で独り歩きしている。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
to flatter
作例 · 標準
お世辞を言って彼を祭り上げておけば、予算の承認なんて簡単に通るはずだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「そんなに祭り上げられたって、お金は一円も貸さないからね!」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は部下たちに祭り上げられて、自分が有能な経営者だとすっかり勘違いしている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview