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走り抜ける

はしりぬける
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to run through
文例 · 用例
旅人は横穴にはいって、波の引くのを待っていて、狭い巌石の下の道を走り抜ける
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
だから途中からこの有料道路へ乗り込んで走り抜ける訳にも行かなければ、又途中から有料道路を抜け出して走り去ることも出来っこない。
大阪圭吉 白妖 青空文庫
驚きのあまり気が遠くなって、おそろしい疑惑に胸を締めつけられながら、わたしはもと来た方へ駆け出して、横町を走り抜ける拍子に、すんでのことでエレクトリークの手綱を離すところだったが、とにかく河岸へとって返した。
ツルゲーネフ はつ恋 青空文庫
それから麦畑をぐるぐる廻る、鍵の手に大根畑を走り抜ける、蜜柑山をまっ直に駈け下りる、――とうとうしまいには芋の穴の中へ大男の半之丞を振り落したまま、どこかへ行ってしまいました。
芥川龍之介 温泉だより 青空文庫
大小の鍔際引っ抱え十間余りも走り抜ける
国枝史郎 三甚内 青空文庫
重い夜風が部屋を走り抜ける中で、千浪は、何がなしにはっとした顔を上げて大次郎を凝視めた。
林不忘 煩悩秘文書 青空文庫
親不知の嶮は百里も千里も続いているのではない、ほんのしばらく、走り抜ける間のことである。
マルコ伝による イエス伝 青空文庫
客観性というものは、二人の競走者を眺めながら「公平」な判断を下すことから生じるのではなくて、自分自身がトラックに降り立って、競争相手を走り抜けることから生じて来るのである。
戸坂潤 現代哲学講話 青空文庫
作例 · 標準
都会の喧騒を「走り抜ける」ように、彼は仕事場へと急いだ。
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