無名戦士の墓
むめいせんしのはか
表現名詞
標準
Tomb of the Unknown Soldier
文例 · 用例
事実、腫物などというものは黴菌が体内へ入って来たのを血液内の白血球が食い止めてともに刺し違えて死んだ筋肉上の塚ですから、肉体の他の部分にとっては感謝すべき無名戦士の墓です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
無名戦士の墓――コングレス柱の下。
— 虹を渡る日 『踊る地平線』 青空文庫
ときどき譲原さんはどうしているだろうと思っていたところへ、無名戦士の墓へ葬むられた譲原さんのことを知って、自分が病気なだけにわたしのうけた衝撃ははなはだしかった。
— 宮本百合子 『譲原昌子さんについて』 青空文庫
無名戦士の墓には、わたしにとって忘れられないひとびとがいる。
— 宮本百合子 『譲原昌子さんについて』 青空文庫
巴里の凱旋門の下では、夜も昼も無名戦士の墓辺の焔がもやしつづけられていて、そこには劇的に兵士が立って火を守っていた。
— 宮本百合子 『時代と人々』 青空文庫
その門の中に欧洲大戦に戦死した無名戦士たちの墓があるので、丁度ここは東京で云えば、靖国神社をいただいた九段にあたるゆるやかな坂の下だったが、何事か街に問題が起る度びに、この無名戦士の墓を中心にして起って来るのが例である。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
「もうすぐ巴里祭ですが、あそこの無名戦士の墓の奪い合いで、左翼と右翼の衝突がもう今のうちから起っているんですよ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
それぞれここのはスタイルの見本帳から出て来たような、端正な服装の紳士や淑女ばかりだったが、もうみんな戦闘の準備を終えたらしく、壮麗な一帯の展望ながらステッキを握った手を前に突き立て、凱旋門の無名戦士の墓を占拠しに襲って来る左翼を待ち構えている興奮がどの面面にも漲っていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
首都にある無名戦士の墓の前では、衛兵による交代式が厳かに行われている。
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多くの人々が、国を守るために亡くなった人々の冥福を祈るために無名戦士の墓を訪れる。
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凱旋門の下にある無名戦士の墓には、絶えることなく追悼の火が灯されている。
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ウィキペディア
無名戦士の墓(むめいせんしのはか)とは、歴史を通して起きた戦争で戦死し、かつ身元が判明しなかった兵士の遺骨を埋葬または納めた墓。
出典: 無名戦士の墓 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0