むく犬
むくいぬ異読 ムクいぬ
名詞多音語
標準
shaggy dog
文例 · 用例
なんやこう、むく犬の尾が顔にあたったみたいで、気色がわるうてわるうてかないませんのですわ。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
自分は王侯の寵愛に依ツて馬車に乗ツてゐる狆よりも、寧自由に野をのさばツて歩くむく犬になりたい。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
」と、影はいって、エナメルのくつをはいた足をのばすと、学者の足もとに、むく犬のようにうずくまっているしんまいの影の腕に、力いっぱいふんづけるように、それをのせました。
— SKYGGEN 『影』 青空文庫
三聲を續けて鳴いたと思ふと……雪をかついだ、太く逞しい、しかし痩せた、一頭の和犬、むく犬の、耳の青竹をそいだやうに立つたのが、吹雪の瀧を、上の峰から、一直線に飛下りた如く思はれます。
— 泉鏡花 『雪靈續記』 青空文庫
「これが、むく犬の正体か。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
三声を続けて鳴いたと思うと……雪をかついだ、太く逞しい、しかし痩せた、一頭の和犬、むく犬の、耳の青竹をそいだように立ったのが、吹雪の滝を、上の峰から、一直線に飛下りたごとく思われます。
— 泉鏡花 『雪霊続記』 青空文庫
「あの土台も作らず、あの胴も作らず、あのほっそりした塔の頂上だけをあの高さに於て作りたいものだと考えて見なさい」 セーヌ河の中の島でむく犬のリックとラックに向うから遊で飽かれて仕舞った老人で食扶持の年金は独逸の償金で支払われて居るのがエッフェル塔を指してこういった。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
そして今にも岸をはなれようとしていますと、馬は、ふいに白いむく犬になって、いきなり船へ飛び乗り、ウイリイの足もとへしゃがみました。
— 鈴木三重吉 『黄金鳥』 青空文庫
作例 · 標準
通りを歩いていると、毛並みがふさふさしたむく犬が近づいてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
子供たちは、庭で遊ぶむく犬を追いかけて楽しそうだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その絵本には、いつもニコニコしているむく犬のキャラクターが出てくる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash