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石庭

せきてい
名詞
1
標準
rock garden
文例 · 用例
私は名画に飽きあきして、ふと覗く石庭の草の中の、人知れず咲いている真白な夾竹桃の花に、思わず旅の淋しさの慰められるのを感じた。
横光利一 欧洲紀行 青空文庫
大ざっぱに云って」「或る点そう思う、私も」 全然反対の例にとれる龍安寺の石庭のことなど喋りながら、彼等は真葛ケ原をぬけた。
宮本百合子 高台寺 青空文庫
庭の作者は吉野朝時代の夢窓国師だといわれていることや、仏教もこの国師を頂点として堕落期に入ったことなどを思い合せ、龍安寺の石庭は、極めて暗示に富んだ文明の表情だと考えたりした。
横光利一 旅愁 青空文庫
」 日本人の能力のなかにも、そういう数学的に卓越した遺伝が蓄積されているということを、龍安寺の石庭からの暗示として、由吉は云いたかったものだろうが、それとは別に、矢代は、自分が去年千鶴子と結婚した夢を見た日のことをふと思い出すのだった。
横光利一 旅愁 青空文庫
宿に歸つて燈下で考へるとこの石庭がよくこなれて頭にはいつて來るやうである。
堀辰雄 「文藝林泉」讀後 青空文庫
私は十何年か前に、龍安寺の石庭を見たとき、この秋の旅先で感じたように、心が重く暗くなった。
坂口安吾 風流 青空文庫
総じて庭は石と苔との値が深ければよい、龍安寺の石庭は或る意味で枯淡な達人の心境をそっくり現わしたものと言ってよい。
室生犀星 庭をつくる人 青空文庫
寂しさにすぐれた人間の心もつき詰めてゆくと、石庭の精神でなければならぬ。
室生犀星 庭をつくる人 青空文庫
作例 · 標準
龍安寺の有名な石庭の前で、多くの観光客が静かに座って禅の心を感じている。
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白砂に描かれた紋様と計算し尽くされた石の配置が、石庭に独特の美しさを与えている。
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毎日欠かさず石庭を掃き清めることで、僧侶は自らの心を整えていく。
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