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煎る

いる
動詞
1
標準
文例 · 用例
面白うないとは言はぬが、煎る、焼く、或は生のまゝ其の肉を※はうと思ふものに、料理をすれば、炭に成る、灰に成る、木の切を何にせい、と言ふ了見だ。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
天をつんざくような砲弾の音と、豆を煎るような小銃弾のひびきが、前方には遠く近くきこえている
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
弥勒院の野には忽ち人馬の馳せかう音、豆を煎る銃声、剣戟の響が天地をゆるがした。
菊池寛 碧蹄館の戦 青空文庫
五月末の日は、じわじわと煎るやうに照りつける。
薄田泣菫 喜光寺 青空文庫
小銃の音が豆を煎るように聞こえる。
田山花袋 一兵卒 青空文庫
空には今度は豆を煎るやうな音がパチパチとして、そこから小さな赤い風船が一つ二つ三つまでふわふわと飛び出して来た。
田山録弥 浴室 青空文庫
中央に茶を煎る炉があり、卓と椅子を備へ、左右の室に※(温突)を設けて、一方は僧室、一方は客室である。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
しかしてその無為にして化する底の性質は、散弾の飛ぶもほとんどいずこの家に煎る豆ぞと思い貌に過ぐるより、かの攻城砲は例よりもすみやかに持ち出されざるを得ざりしなり。
徳冨蘆花 不如帰 小説 青空文庫
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