部立て
ぶだて
名詞
標準
文例 · 用例
彼女は十四枚の牌を全部立てたまま並べて居たが、暫く考えて居た結果、いきなり七索を一枚すてて来た。
— 浜尾四郎 『彼が殺したか』 青空文庫
地方によつては、賤民階級の部立てや解釈がまち/\で、同じ名の賤称を受けた村でも、おなじ種類の職人村ばかりではなかつた。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
「高山の峯のたをりに、射部立てて猪鹿待つ如」(巻十三・三二七八)の例がある。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
「お前らは全部立会人だ。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
ホテルの近所の家は、全部立ち退きをしないと大危険だねえ」 彼は、驚駭のあまり、歯の根もあわず、がたがたと慄えだしたが、そのとき咄々先生はからからと笑って、「やあ、なにを騒ぐぞ。
— ――金博士シリーズ・8―― 『時限爆弾奇譚』 青空文庫
「封は委員全部立会の上で開けようね。
— 岸田國士 『双面神』 青空文庫
その他の人間は全部立上ってしまっている)双葉 兄さん!
— 三好十郎 『廃墟(一幕)』 青空文庫
それから右の表には出してないが、歌の部立、つまり分類も、『古今集』が春・夏・秋・冬・賀・離別・羇旅・物名・恋・哀傷・雑・雑体・大歌所御歌としてから、大体この方針が承け継がれた。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫