石女
うまずめ異読 せきじょ・しゃくにょ
名詞多音語
標準
barren woman
文例 · 用例
若い女ばかり集まる処だからお秀の性質でもまさかに寝衣同様の衣服は着てゆかれず、二三枚の単物は皆な質物と成っているし、これには殆ど当惑したお富は流石女同志だけ初めから気が付いていた。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
男じみたいかり肩が一層石女を感じさせるようだと、見ていると、突然女は立ちすくんだ。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
こは路傍なり、猫目石の奢りかがやく夕暮の崖の下なり、熱くちらばる花の中に、流石女の稚けなけれどなまめかしく、而も無心に、童は薔薇色薄きシヤツをかきあげつる、尻も真白く、病める、悲しき、取りみだしたるその溜息。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
流石女性尊重の本家本元アメリカから輸入された事は争われぬ」 おさし合いがあったら御免なさい。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
きっとお前は石女だろう。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
そして、急に真面目な顔をして眤と男の顔を見ながら、『真箇よ、私|石女なんですもの。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
私|石女なんですもの。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
」 こんな事を云って一度目のは「さき」が十八の時来たんだそうだけれ共その時は女の方で虫が好かないで離縁して仕舞い二十二の時二度目のが来たけれ共石女だと云って自分から出て行ったんだと云った。
— 宮本百合子 『蛋白石』 青空文庫
作例 · 標準
例句