物類
ぶつるい
名詞
標準
文例 · 用例
街路は冬のやうに白つちやけて、昔ながらの大道店が、ガマの油や、オツトセイや、古着類や、縞蛇や、得體のわからぬ壞れた金物類などを賣つてる。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
織物類、金属器具等はこの瓦斯には害せられぬが、硫黄を燃やして亜硫酸を発生せしめる際硫酸の瓦斯も伴って出るからこれが少々損害を及ぼす。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
一体物の色というのはそれを照らす光の色に依るので、例えば染物類を昼日光で見たのと夜石油ランプで見たのと全くちがう場合が多い。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
」 お菜は、ふのような乾物類ばかりで、たまにあてがわれる肉類は、罐詰の肉ときている彼等は、不潔なキタない豚からまッさきにクン/\した生肉の匂いと、味わいを想像した。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
扉の裏側には、「ネクタイピン、カフスボタン、眼鏡、財布、その他金物類、 ことに尖ったものは、みんなここに置いてください」と書いてありました。
— 宮沢賢治 『注文の多い料理店』 青空文庫
扉の裏側には、「ネクタイピン、カフスボタン、眼鏡、財布、その他金物類、 ことに尖つたものは、みんなこゝに置いてください」と書いてありました。
— 宮沢賢治 『注文の多い料理店』 青空文庫
乾物類の肴でお座敷の人々へは酒杯が勧められた。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
自家の祖先から伝わった宝物類も晴れの式に役だてようと捜し出させて、非常に熱心になっていた女御が、夏ごろから物怪に煩い始めてまもなく死んだ。
— 宿り木 『源氏物語』 青空文庫