煮餅
にもち
名詞
標準
文例 · 用例
榛軒先生十七回忌に付、雑煮餅一統へ振舞。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
正月で雑煮餅をよばれたが、大きくて、辛口なのには閉口した。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
私たちは二人で心ばかりの祝いのお雑煮餅もいただきました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
かれらは元日の黎明に若水汲んで含嗽し、衣を改めて芝浦、愛宕山、九段、上野、待乳山などに初日の出を拝し、帰来屠蘇雑煮餅を祝うて、更に恵方詣をなす、亀戸天神、深川八幡、日枝神社、湯島天神、神田明神などはその主なるものである。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
今朝の雑煮餅だって随分荒ごなしだったゼ」胃吉「あれは堪忍してもらいたい。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
今日は元日だから楽をしようと思っている処へ朝の雑煮餅が飛込んだも飛込んだも十八枚飛込んで来た。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
今朝なんぞは雑煮餅の大きいのを十八|片食べました」妻君「オホホ、貴君が物を召上るのはホントにお美事です。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
僕なんぞは国へ帰るとまだ少食の組だよ、僕ら位の年の者は雑煮餅の三十枚位平気だからね。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫