手事
てごと
名詞
標準
long interlude (in folk songs or koto music)
文例 · 用例
曲の中の一つの手事が弾けたといっては、師匠に拝礼もせんばかりに守は喜んで、その人を贈り物でうずめるほどな大騒ぎをした。
— 東屋 『源氏物語』 青空文庫
「射撃手事件は、並々の事件ではないのです。
— 海野十三 『省線電車の射撃手』 青空文庫
明智小五郎は何も「美人片手事件」に特別の興味を持っていた訳ではない。
— 江戸川乱歩 『猟奇の果』 青空文庫
それにしても、とにかく評判の「おこぜ」を一緒に伴れて帰ることになったのは相当な派手事に違いなかった。
— 山本周五郎 『蕗問答』 青空文庫
あるとき、旅をして歩く、陽気な職人たちが、ことや、たてごとを、この木の枝に、かけたことがありました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『年とったカシワの木のさいごの夢』 青空文庫
眼を潰すなんてあてごともない。
— 泉鏡花 『琵琶伝』 青空文庫
「森山の且那等、何もかも判っているようだげっとも、物事を考えるのに、深く突詰めるってごとねえんだもの。
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
幾本もの杵が水車に廻されてごと/″\と鳴つてゐるのがいち/\私のはなしへの享け応への如く手にとるやうであつたのだ。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
作例 · 標準
この箏曲の魅力は、中盤の複雑な旋律が続く手事の部分にある。
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三味線の独奏による手事が始まると、会場の空気は一気に引き締まった。
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地歌の構成において、手事は歌と歌を繋ぐ単なる間奏以上の意味を持つ。
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標準
wiles (e.g. used by a prostitute to lure customers)
作例 · 標準
あのお女郎は客をその気にさせる手事に長けており、指名が絶えない。
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悪徳商人の巧妙な手事に嵌まり、全財産を失ってしまうところだった。
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色街の女たちが身につける手事は、生き抜くための切実な技術でもあった。
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