そよ
そよ
副詞-と
標準
with a slight (breeze)
文例 · 用例
木の葉が偶にそよいでゐる。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
私が枡に足を蹈み込んだばかりに、肥つた四十年配の女が二人、飛び込んで来て、「ああよかつた、端ッこでもあつてこそよございました、もう五分早ければよございました、惜しいことをしました、私は今朝から一服もしません、ええでも一幕見てから一服することにいたしませう」なぞと、イキセキ切つて云ふのであつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
鬚がそよそよと伸びるのが肉眼でも判るほどだから、と真顔で教えたら、だまってしゃがんで僕の顎を皿のようなおおきい眼でじっと見つめるじゃないか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
お話したいことがあるのです」へんによそよそしい口調でそう言って鉛筆を取り直し、またスケッチにふけりはじめた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
透明な光は天地に充ちてそよとの風もない。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
この頃のやうな若葉時になると、薄く透明な黄味を含んだ楢の葉が、柔々しい絹糸のやうな裏毛を、白く光らせて、あつちでも、こつちでも、ひら/\と波頭のやうに、そよ風に爪立つてゐる。
— 小島烏水 『亡びゆく森』 青空文庫
蘆の葉のそよぎにも息を殺す二人の身の上に取って、このくらい冒険はありません。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
橋が、夏とは違ってもっとよそよそしく乾くと、靴より、日本のひより下駄をはいて歩く音の方がふさわしい感じである。
— 岡本かの子 『巴里の秋』 青空文庫
作例 · 標準
葉が、そよ風(そよと)に優しくそよいだ。
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カーテンが、そよ風(そよと)にそっと揺れた。
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風が、そよ風(そよと)のように木々の間を囁いた。
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