柞
ははそ
名詞
標準
文例 · 用例
冬の初めに初霜のとまる菊の垣根、朗らかな柞原、そのほかにはあまり名の知れていないような山の木の枝のよく繁ったものなどが移されて来てあった。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
藁葺きの家が何軒も立ち並んだ一構えが柞の林に囲まれて、それに夕日がかっとさしているところに通りかかった。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
ついそこの柞の森の中です。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
せめて子供たちにでも敷かせたりきせたりいたしとうございます」 潮汲み女は受け合って、柞の林の方へ帰って行く。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
しかし心のうちには、柞の森まで往って来たにしては、あまり早いと疑った。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
柞蚕から取った糸を並べて、これが従来の奴ですと云うのを見ると、なるほど色が黒い。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
柞蚕から羽二重が織れて、それが内地の半額で買えたらさぞ善かろう。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
山中四十八渓、険※千仭、奇巌層層、直達山頂、疎松参差点綴其間、又雑以奈樹柞樹、奇勝万千、不遑応接。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
柞イスノキ…マンサク科の常緑高木 ハハソ…コナラなど、ブナ科コナラ属の総称
出典: 柞 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0