泥足
どろあし
名詞
標準
muddy feet
文例 · 用例
急いでいるからであろう、若僧は直にその手拭で泥足をあらましに拭いて、提灯を持ったまま、ずんずんと上り込んだ。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
こうするのだ」 と言ううちに犬は泥足の儘床の上に飛び上って、「アレッ、助けて」 と言う猫を啣えるなり一振り二振りするうちに、猫はニャーとも言わずに死んでしまいました。
— 夢野久作 『どろぼう猫』 青空文庫
みんな泥足でヘタヘタ座敷へ逃げ込みました。
— 宮沢賢治 『とっこべとら子』 青空文庫
そんなものをチラリと見た若い主人の眼は、すぐに仏壇の下に移ったが、泥足のままかけ上って、半分開いたまんまの小抽出しを両手でかきまわした。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
やはり野良行きの姿であったが、信玄袋を探し当てて出て行く乞食爺の姿を見かえりもせずに、泥足のままツカツカと畳の上にあがると、若い主人の前にベッタリと坐り込んだ。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
そうして何か戸惑いでもしたように、誰も居ない男湯の板の間を見まわしながらキョロキョロしていたが、そのうちにヤット気付いたらしく、女湯の入口にまわると、泥足のまま巡査を突き退けて、ハヤテのように板の間に駈け上った。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
急いで居るからであらう、若僧は直に其手拭で泥足をあらましに拭いて、提灯を持つたまゝ、ずん/\と上り込んだ。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
さなくば僕の泥足に涙ながして接吻する。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
作例 · 標準
子供が泥足で家に上がってきたので、すぐに拭かせた。
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雨の中を歩いたせいで、靴の中まで泥足になってしまった。
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キャンプ場では、泥足にならないように長靴が必須だ。
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