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オリーブ色

オリーブいろ異読 オリーヴいろ
名詞名詞-の形容詞多音語
1
標準
olive (colour)
文例 · 用例
深刻な表情をして酒盃を傾けている黄をマリは見つけると、つか/\と彼のかたわら迄彼女は行くと、少しばかりスカートを捲いてマリは薬品の為にオリーブ色になった唾液を床に吐いた。
吉行エイスケ スポールティフな娼婦 青空文庫
その斜に傾いた煙突の半面が、旭のオリーブ色をクッキリと輝かしながら、今にも頭の上に倒れかかって来るような錯覚の眩暈を感じつつ、頭を強く左右に振った。
夢野久作 怪夢 青空文庫
オリーブ色の壁に彩色画が七八点エッチングが三十点ほど懸け並べられてあった。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
松山館の弁士はよく「空はオリーブ色に晴れ渡り絶好の飛行びより」と謡うように言つた。
伊丹万作 私の活動写真傍観史 青空文庫
オリーブ色の空というのはいまだによくわからない。
伊丹万作 私の活動写真傍観史 青空文庫
一人はオリーブ色、一人は紅色の海水着を着た、どちらも背丈のすんなり高い若い女が、手に褐色の浮袋をかゝへ、並んで松林の中の別莊に歸つて行くのが繪よりも美しかつた。
嘉村礒多 滑川畔にて 青空文庫
そうして更に驚くべき事には、その服も帽子も、オリーブ色の雨外套も、染料の香気がまだプンプンしているらしい仕立卸しで、硝子のように光っているエナメル靴の踵までも、たった今土を踏んだばかりのように一点の汚れも留めていない事であった。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
毛皮を肩にかけて艶々したオリーブ色のコートを着たずっと年配の女が、ダイヤモンドの目立つ片手を毛皮の襟巻の端にもち添え、おくれて同じ店に入った。
宮本百合子 道づれ 青空文庫