雷おこし
かみなりおこし
名詞
標準
文例 · 用例
両側は玩具屋が七分通り(浅草人形といって、土でひねって彩色したもの、これは名物であった)、絵草紙、小間物、はじけ豆、紅梅焼、雷おこし(これは雷門下にあった)など、仁王門下には五家宝という菓子、雷門前の大道には「飛んだりはねたり」のおもちゃを売っていた。
— 名高かった店などの印象 『幕末維新懐古談』 青空文庫
55群神及び人間の父なるヂュウス・クロニオーン、上に烈しく雷おこし、下には共にポセードーン、大地山嶽ゆるがしめ、かくて泉流豐かなるイデーの山の麓より、トロイア都城丘陵と、アカイア軍の兵船と、皆一齊にゆらめきぬ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
」 雷おこしや紅梅焼の大きな包が出来ました。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
「煎豆」があり、「紅梅焼」があり「雷おこし」があったといっても、それらは直接「観音さま」に関連する何ものも持たなかった。
— 久保田万太郎 『雷門以北』 青空文庫
こうして、いま、「仲見世」に、「煎豆」「紅梅焼」「雷おこし」以外の新しい「浅草みやげ」が出来た。
— 久保田万太郎 『雷門以北』 青空文庫
「煎豆」「紅梅焼」「雷おこし」の繁栄の、むかしをいまにするよしもなくなったのは、ひとえに「時代」の好みのそれだけ曲折に富んで来た所以である。
— 久保田万太郎 『雷門以北』 青空文庫