軋る
きしる
動詞-五段-ラ行
標準
to creak
文例 · 用例
訓導宮沢賢治早くもひとり雪をけりはるかの吹雪をはせ行くは木鼠捕りの悦治なり三人ひとしくはせたちて多吉ぞわらひ軋るとき寅は溜りに倒れゐし赤き毛布にくるまりて風くるごとに足小刻むは十にたらざる児らなれや吹雪きたればあとなる児急ぎて前にすがりつゝ一列遠くうすれ行く
— 宮沢賢治 『訓導』 青空文庫
と、私の默想はまたあの廊下に軋る運搬車のゴム輪の音に破られた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
寒気が裂けるように、みしみし軋る音がした。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
二つくらい次の部屋で、何か気配がして、開けたてに扉が軋る音が聞えてきた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
一郎はからだや手やすっかり雪になって軋るやうに笑って起きあがりましたが楢夫はうしろに立ってそれを見てこはさに泣きました。
— 宮沢賢治 『ひかりの素足』 青空文庫
丘の稜は、もうあっちもこっちも、みんな一度に、軋るように切るように鳴り出しました。
— 宮沢賢治 『水仙月の四日』 青空文庫
あの強い反動と、歯止めの軋る音は、今まで快速力を楽しんでいた乗客には、かなり不快なことに違いはありません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
そのとき身に感ずる強い反動が苦しみで、歯止めの軋る音が涙です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
古い木の床が軋むので、足音を立てないようにそっと歩いた。
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開閉のたびにドアがギシギシ軋る音が響く。
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体重をかけると階段が不安げに軋んだ。
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自転車の車輪が軋むので、油を差すことにした。
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