庶民性
しょみんせい
名詞
標準
commonness
文例 · 用例
テーマを杣夫とか漁師とかに取材するといふ庶民性は、作家の態度として非常に正しい高いものであり、その写実主義的方法は現在に於いても立派に通用する方法であり、また見渡したところ、未醒ほどの写実力をもつた作家は現在の洋画壇には見当らないと思へるほどである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
△岡田昇――『凪』漁師の母子の生活が良く出てゐた、ただ画面が汚ない感がした、生活的な庶民性を描くこと賛成であるが、画面はあくまで美しく処理することである、海のやゝカサ/\とした潮気を含んだ画面の効果はよく出てゐた。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
作家武田麟太郎氏は、日本文学の庶民性を主張しつつある作家である。
— 宮本百合子 『今日の文学の鳥瞰図』 青空文庫
これに対する態度として、作家自身の庶民性の主張がある。
— 宮本百合子 『文学の大衆化論について』 青空文庫
然しながら、ここで云われている庶民性は、都会人性、町人性との区別を分明にしていない。
— 宮本百合子 『文学の大衆化論について』 青空文庫
庶民性そのものへの過剰な肯定があることから、散文精神なるものが従来の作家的実践のままでは、とかく無批判的な日暮し描写、或る意味での追随的瑣末描写の中に技術を練磨される傾きであった。
— 宮本百合子 『文学の大衆化論について』 青空文庫
大衆というものの内部構成と、そこに潜んでいる可能性というものは、庶民性と果して同一のものであり得るであろうか。
— 宮本百合子 『文学の大衆化論について』 青空文庫
勤労者の気質、利害の中に庶民的気質と云われるものが混りこんでいるには違いないけれども、庶民性即ち勤労者大衆性とすることは実際上不可能なのである。
— 宮本百合子 『文学の大衆化論について』 青空文庫
作例 · 標準
彼の飾らない人柄と庶民性が、多くの人々に愛される理由だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この店の魅力は、その気取らない庶民性にあり、誰もが気軽に立ち寄れる雰囲気だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
芸術作品にも、庶民性が感じられるものと、そうでないものがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash