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片山里

かたやまざと
名詞
1
標準
remote mountain village
文例 · 用例
……暑さは強し……貴方、お身体に触りはしますまいかと、――めしあがりものの不自由な片山里は心細い。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
われら幼き時さえ、隣のおばさん物語りて――片山里にひとり寂しく棲む媼あり。
泉鏡花 遠野の奇聞 青空文庫
わたしの郷里は九州の片山里で、山に近いのと気候のあたたかいのとで蛇の類がすこぶる多い。
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
この赤子抱きの話の、赤子と言いますからには、つねにそれに伴うているものには美しい女人となっているのが当然で、後には稀代の力士ともなるべき若者なら、草深い片山里ながらかならず男のなかの男であったに相違ありません。
佐々木喜善 東奥異聞 青空文庫
○故山を思うて春おそき、片山里の桜花、誰を待ち得て、咲かんとすらん。
木下尚江 鉄窓の歌 青空文庫
石城郡磐崎村岩ヶ岡という岩で固めた片山里に、御代茂という人住みけり。
井上円了 おばけの正体 青空文庫
況んや年の暮の、こんな片山里の朝の七時八時頃には殆んど往き来の人もありません。
橘外男 仁王門 青空文庫
そして武州家滅亡のゝちに剃髪して尼となり、何処かの「片山里に草の庵を結んで、あさゆう念佛を申すよりほかのいとなみもなかった」と、自ら記している。
谷崎潤一郎 武州公秘話 青空文庫
作例 · 標準
都会の喧騒を離れ、片山里で静かに暮らすことに憧れている。
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冬になると、片山里は深い雪に閉ざされ、孤立することが少なくない。
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昔話に出てくるような片山里の風景が、今も大切に守られている。
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彼は片山里の出身だが、都会に出て成功を収めた。
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