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石油箱

せきゆばこ
名詞
1
標準
oilcan box
文例 · 用例
入口の方を向つて、石油箱だの、ビール箱だの、ダイナマイトの箱だのが、上手に按配して積み上げられてゐた。
葉山嘉樹 万福追想 青空文庫
勝はそれをすぐえら(鰓)に手をかけて引つ張つて、舟にのせてあつた石油箱に入れた。
小林多喜二 防雪林 青空文庫
勝はそれを二つの石油箱に入れると、背負へるやうにした。
小林多喜二 防雪林 青空文庫
それから、机がわりの石油箱によっかかってはペンを執った。
原民喜 遥かな旅 青空文庫
彼は買って戻った梨と林檎(そんなものを買えるお金の余裕もなかったのだが)を石油箱の上において、いつまでも見とれていた。
原民喜 遥かな旅 青空文庫
机 私のいま使っている机は、――机ではなく実は箱なのだが、下に石油箱を横たえ、その上に木製の洋服箱を重ね、書きものをする高さに調節している訳なのだが、この上の方の軽い箱には蓋も附いていて、それが押匣の代用にもなり、原稿用紙や鳥渡したものを容れておくのに便利だ。
原民喜 吾亦紅 青空文庫
僕は罹災後、あの寒村のあばら屋の二階で石油箱を机にして、一度そのノートに書きかけたことがある。
原民喜 夢と人生 青空文庫
僕は夢のノートを石油箱の上に置いて思い耽けっていた。
原民喜 夢と人生 青空文庫
作例 · 標準
古い倉庫の隅で、赤錆びた石油箱の中に使い古された工具が無造作に放り込まれていた。
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石油箱から漏れ出した油の臭いが、ガレージ全体に独特の男臭さを漂わせている。
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「その石油箱、空っぽだったら椅子代わりに使っていいぞ」と主人が言った。
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