風狂
ふうきょう
名詞動詞-サ変
標準
insanity
文例 · 用例
彼は窓際に倚って風狂というものが存在した古い時代のことを思った。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
家内ひっそりと、八角時計の時を刻む音ばかり外は物すごき風狂えり。
— 国木田独歩 『置土産』 青空文庫
(風狂文章) 古人がすでに言いきっている。
— 種田山頭火 『草と虫とそして』 青空文庫
その推敲の苦みこそは何にも替へがたい我が無上の楽みであり、我自らの風狂をまた如何ともしがたいのである。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
心は安く、気はかろし、揺れ揺れ、帆綱よ、空高く…… 私の今度の航海は必ずしも物の哀れの歌枕でも世の寂栞を追い求むる風狂子のそれでもなかった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
花には花に弄せられざるもの誰ぞ、月には月に翫ばれざるもの誰ぞ、風狂も亦た一種の変調子、風狂も亦た一種の変調子なりとせば、人間いかにして変調子ならざる事を得む。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
琵琶滝を過ぎ、かねて聞く狂人の様を一見し、かつは己れも平生の風狂を療治せばやの願ありければ、折れて其処に下るに、聞きしに違はず男女の狂人の態、見るもなか/\に凄くあはれなり。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
この四季の里は俳名|馬好と号した常に馬を楽んだ風狂の伯楽が初めて営んだものだそうであった。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
作例 · 標準
彼の天才と風狂は紙一重だと言われた。
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芸術家の中には、風狂の境地に至る者が少なくない。
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世俗から離れ、風狂の生活を送る隠者がいた。
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標準
arbiter of taste
作例 · 標準
彼は伝統芸能の風狂として、その道の第一人者だった。
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この時代の風狂たちは、新しい文化を創造していった。
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彼の持つ風狂のセンスが、若者たちの間で人気を呼んだ。
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