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農牛

のうぎゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
又山梨県の駒ヶ岳山脈に鳳凰山という有名な山があって、此山にも雪消の頃露出した岩が牛の形を現わす所があるので、一名を農牛山ともいうのである。
木暮理太郎 白馬岳 青空文庫
即ち蓮華の代馬、祖父ガ岳の種蒔き爺さん、妙高の農牛、白峯の農鳥、富士の農男や豆まき小僧などなど、従来よく名の聞えているものだが、そこへさらにこの御岳の種蒔き爺さんが加わったのはうれしい。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
雪形の名どころ多しといえども、これにわずかに比肩できるのは、地蔵岳の農牛、白峯の農鳥、富士の豆蒔き小僧、などに囲まれた、甲府盆地くらいのもので、それも雪の量、雪形の集約的美観において、この代馬盆地(かりにこう呼ぶ)の右に出るものではなかろう。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
余言 以上のほか、日本アルプスだけでも、南に白峯の農鳥、地蔵岳の農牛、北に蝶ガ岳の白蝶などがあり、木曾駒にも変った雪形が出ると聞いている。
中村清太郎 残雪の幻像 青空文庫
北陸から東北へかけての山々には、ちょっと拾って見ても、妙高の農牛、黒姫の寐牛、焼山の蝙蝠、白鳥山の鳥、米山の鯉、地紙山の地紙、飯豊山の牛岩などがある。
中村清太郎 残雪の幻像 青空文庫