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稽古本

けいこぼん
名詞
1
標準
practice book used in jōruri and nagauta
文例 · 用例
あなたは稽古本なんか出して、何だか印をつけたりして、きざだったわね。
太宰治 チャンス 青空文庫
そして、校長と同じく日本橋五丁目の上るり本写本師、毛利金助に稽古本を注文していた。
織田作之助 青空文庫
均平もそれらの稽古本を開いて見ることもあり、古い江戸の匂いをかぐような気がして、民衆の間から産まれた芸術だというのと、声調が長唄ほどうわずった騒々しさがないのとで、時には聴く気にもなるのであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
柳吉は近くの下寺町で稽古場をひらいている竹本組昇に月謝五円で弟子入りし、二ツ井戸の天牛書店で稽古本の古いのを漁って、毎日ぶらりと出掛けた。
織田作之助 わが町 青空文庫
柳吉は商売に身を入れるといっても、客が来なければ仕様がないといった顔で店番をするときも稽古本をひらいて、ぼそぼそうなった。
織田作之助 わが町 青空文庫
なお校長の驥尾に附して、日本橋五丁目の裏長屋に住む浄瑠璃本写本師、毛利金助に稽古本を註文したりなどした。
織田作之助 青空文庫
柳吉は近くの下寺町の竹本|組昇に月謝五円で弟子入りし二ツ井戸の天牛書店で稽古本の古いのを漁って、毎日ぶらりと出掛けた。
織田作之助 夫婦善哉 青空文庫
商売に身をいれるといっても、客が来なければ仕様がないといった顔で、店番をするときも稽古本をひらいて、ぼそぼそうなる、その声がいかにも情けなく、上達したと褒めるのもなんとなく気が引けるくらいであった。
織田作之助 夫婦善哉 青空文庫
作例 · 標準
浄瑠璃の稽古本を広げ、登場人物の台詞を読み合わせる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
祖父は稽古本を大切に保管しており、時折読み返していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この稽古本には、舞台で使われた書き込みが残っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash