おもろさうし
おもろさうし
名詞
標準
Omoro Sōshi (compilation of ancient songs and poems from Okinawa from c. 12th century)
文例 · 用例
氏は言語学者チェムバレン氏が一種不可解の韻文として匙を投げた『おもろさうし』の研究に指を染め、その助けをかりて古琉球を研究しようと試みた。
— 伊波普猷 『「古琉球」自序』 青空文庫
浦添間切内の事を歌った「うらおそいのおもろさうし」(明の天啓三年編纂)に、あさとおきておやみかまかまゑつむしよりおやぐにあめくぐちおやどまりなはどまりおやどまり 〔十五―一〕という事がある。
— 伊波普猷 『浦添考』 青空文庫
ある日『おもろさうし』の十の巻「ありきゑとのおもろさうし」(旅行の歌の双紙の義)を繙いていると、ふと「ねいしまいしがふし」というオモロが目についた。
— 伊波普猷 『土塊石片録』 青空文庫
『万葉集』に比較すべき『おもろさうし』を遺しました。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
古歌に、「首里がなし御奉公夜昼もしやべんあまん世のしのぐ御免めしよわれ」おもろさうしにも、第二十二に、「みおやだいりおもろ双紙」とあり。
— 折口信夫 『「琉球の宗教」の中の一つの正誤』 青空文庫
おもろさうし巻二十二、てがねまるふしに、きこゑ大きみがおぼつ、せぢ、おるちへあんじ、おそいよみまぶてと言ふ歌がある。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
おもろさうしは、さうしたおもろを六百年前から中央に集め蓄積したものである。
— 折口信夫 『熟語構成法から観察した語根論の断簡』 青空文庫
特にその遠い昔の状態は知り難く、かの『おもろさうし』も伊波氏によれば十二世紀から十七世紀にかけて作られた神歌を集めたものであるという。
— 津田左右吉 『日本上代史の研究に関する二、三の傾向について』 青空文庫
作例 · 標準
氏は言語学者チェムバレン氏が一種不可解の韻文として匙を投げた『おもろさうし』の研究に指を染め、その助けをかりて古琉球を研究しようと試みた。
ウィキペディア
『おもろさうし』(おもろそうし)は、琉球王国尚清王(第二尚氏第4代)時代の嘉靖10年(1531年)から尚豊王代の天啓3年(1623年)にかけて首里王府によって編纂された歌集。歌を意味する「おもろ」は「思い」と同源の語で、そのルーツは祭祀における祝詞だったと考えられており、「そうし」を漢字表記すれば「草紙」となる。全22巻。
出典: おもろさうし — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0