劣らず
おとらず
副詞
標準
with the best of them
文例 · 用例
我邦の産業中で農業に劣らず重要な水産漁業の方面でも物理学的研究の必要はだんだんに増して来るようである。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
双方負けず劣らず遣合って、チャンチャンバラと闘ったが、仏元は左右の指を鼎の耳へかけて、この鼎を還すまじいさまをしていた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
物語は皆まことにもあらぬを、おもへば我も彼男に劣らずおろかなる思ひを馳せたるかな、と後に自からあざ笑ひけるも、今またおもへば、それもことさらに我賢からんと願ひたるやうにていよ/\おろかなることなりけり。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
毎年、富士の山仕舞いの日に木花咲耶姫へお礼のために、家々の門口に、丈余の高さに薪を積み上げ、それに火を点じて、おのおの負けず劣らず火焔の猛烈を競うのだそうであるが、私は、未だ一度も見ていない。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
三|疋は年も同じなら大きさも大てい同じ、どれも負けず劣らず生意気で、いたづらものでした。
— 宮沢賢治 『蛙のゴム靴』 青空文庫
三|疋は年も同じなら大きさも大てい同じ、どれも負けず劣らず生意気で、いたずらものでした。
— 宮沢賢治 『蛙のゴム靴』 青空文庫
まず自分がかの問に下すべき答は武蔵野の美今も昔に劣らずとの一語である。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
亭主が二十七八で、女房はお徳と同年輩位、そしてこの隣交際の女性二人は互に負けず劣らず喋舌り合っていた。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
作例 · 標準
例句