街衢
がいく
名詞
標準
town
文例 · 用例
昧爽氣清く、神澄みて、街衢縱横の地平線、皆眼眸の裡にあり。
— 泉鏡花 『鐵槌の音』 青空文庫
――見よ、苦き闇の滓街衢には淀みとろげど、新にもしぶきいづる星の華――泡のなげきに色青き酒のごと空は、はた、なべて澄みゆく。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
物|病ましさのかぎりなる室のといきに、をりをりは忍び入るらむ戯けたる街衢の囃子、あはれ、また、嬰児笑ふ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
古き醋甕と街衢の物焼く薫いつしか薄らひ饐ゆれ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
三十九年七月 日ざかり嗚呼、今し午砲のひびきおほどかにとどろきわたり、遠近の汽笛しばらく饑うるごと呻きをはれば、柳原熱き街衢はまた、もとの沈黙にかへる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
街衢の地割の井然たるは、幾何學の圖を披きたる如く、軒は同じく出で、梯は同じく高く、家々の並びたるさまは、檢閲のために列をなしたる兵卒に殊ならず。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
熔巖の板を敷けること拿破里の街衢と異なることなし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
されど街衢は闃として人影なきに似たり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
古文書には、かつてこの地に栄えた街衢の賑わいが生き生きと描かれている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
戦火を免れたその街衢には、今も歴史的な建造物が数多く残っている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
旅人は丘の上から、眼下に広がる美しい街衢の景色を飽きることなく眺めていた。
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