来熱
らいねつ
名詞
標準
文例 · 用例
とにかくアンテナを拡張し、完全なアースをすれば聞こえるであろうと思われたが、それがおっくうであるのと、もう一つは、前述のような理由から元来熱心でないためとでついついそのままに放棄してあった。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
すると、元来熱狂し易い彼は、寿子を大物にするために、すべてを犠牲にしようと思った。
— 織田作之助 『道なき道』 青空文庫
」などと父が彼を罵つたといふことを聞いたり……そんなわけで這々の態で彼は、春以来熱海へ逃げ延びたのだ。
— 牧野信一 『スプリングコート』 青空文庫
腎臓炎で旧臘から臥床の昌彦、昨日来熱があるので、動かしたがらないのはもっともである。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
芸術至上主義者 古来熱烈なる芸術至上主義者は大抵芸術上の去勢者である。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
僕は初対面の挨拶をし、初診以来熱心の治療に対して謝した。
— 斎藤茂吉 『島木赤彦臨終記』 青空文庫
哲学のみならず、数学・物理学・化学・医学・地理学・天文学の如き諸科学、及び歴史学・言語学等も、九世紀以来熱心に追究せられている。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
服装の発展 元来熱帯地方の衣服は帯であって(16)、それが腰巻、スカート、肩にかけてシャツ、マントとなった。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫