裸岩
はだかいわ
名詞
標準
文例 · 用例
どこだい」 児玉法学士の指さす方に、たしかに裸岩が一つあった。
— 海野十三 『宇宙戦隊』 青空文庫
例の山々は裸岩の尖峯をなして植物帯の上にくっきりと聳え立っていた。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
次第々々にその島の裸岩の高い山々がはつきり姿を現はして來た。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫
すると黒い外套の男は、沼の右手にある裸岩の蔭へすっと隠れて了った。
— 山本周五郎 『殺生谷の鬼火』 青空文庫
――そして黒い外套の頭巾が、全く蘆の彼方へ見えなくなるのを見定めて、沼の縁を例の裸岩の方へと進んで行った。
— 山本周五郎 『殺生谷の鬼火』 青空文庫
それも自分の家へ飼って置いては発見される怖れがあるから、人の近寄らない殺生谷の裸岩に隠して置き、必要に応じて使ったところは天晴だ。
— 山本周五郎 『殺生谷の鬼火』 青空文庫
赤味を帯びた裸岩と、むしろ藍に近い草木の緑とが、残雪を際立てて光らせる。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫