掛け合う
かけあう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to negotiate (with someone about)
文例 · 用例
種吉では話にならぬから、路地の奥へ行きお辰に掛け合うと、彼女は種吉とは大分ちがって、高利貸の動作に注意の眼をくばった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
現在年寄夫婦が商売しているのだが、士地柄客種が柄悪く荒っぽいので、おとなしい女中はつづかず、といって気性の強い女はこちらがなめられるといった按配で、ほとほと人手に困って売りに出したのだというから、掛け合うと、存外安く造作から道具一切附き三百五十円で譲ってくれた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
お前方の方で厭なのなら、遠い所へでも越すより外あるまいが、相手がおまわりさんで見ると、すぐにどこへ越したと云うことを調べて、その先へ掛け合うだろうから、どうも逃げ果せることは出来まいと、威すように云うものもある。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
そこで或る大きい商人が妾に欲しいと云うがどうだと、人を以て掛け合うと、最初は妾になるのはいやだと云っていたが、おとなしい女だけに、とうとう親の為めだと云うので、松源で檀那にお目見えをすると云う処まで話が運んだ。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
それを聞いて、夫婦は直ぐに商売気を出して、あの猫をわたしたちに売ってくれないかと掛け合うと、婆さんは二つ返事で承知した。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
種吉では話にならぬから素通りして路地の奥へ行き種吉の女房に掛け合うと、女房のお辰は種吉とは大分|違って、借金取の動作に注意の目をくばった。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
現在年寄夫婦が商売しているのだが、土地柄、客種が柄悪く荒っぽいので、大人しい女子衆は続かず、といって気性の強い女はこちらがなめられるといった按配で、ほとほと人手に困って売りに出したのだというから、掛け合うと、案外安く造作から道具|一切附き三百五十円で譲ってくれた。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
で、その旨を先方に話すと、先方は、いじくり廻された上に、こんなことを掛け合うのですから、さらに嫌な顔をしている。
— 蠑螺堂百観音の成り行き 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
「家賃の支払いについて、もう少し待ってもらえないか大家さんに掛け合ってみる」
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給料のベースアップを求めて、組合の代表が直接社長に掛け合うことになった。
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「市役所の窓口に掛け合ったけど、結局道路の補修は来年になるらしいよ」
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どうしてもこのプロジェクトに参加したくて、部長に無理を承知で掛け合った。
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標準
to throw on each other
作例 · 標準
「冷たっ! やめろよ!」と言いながら、子供たちがプールで水を掛け合っている。
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真夏の祭りの熱気の中で、人々が威勢よくお互いに清めの水を掛け合う。
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海岸を走りながら、楽しそうに海水を掛け合うカップルの姿が微笑ましかった。
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優勝が決まった瞬間に、選手たちはシャンパンを掛け合って最高の喜びを爆発させた。
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