竃
かまど
名詞
標準
文例 · 用例
この家の竃のある所は庭から正面に見透して見える。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
崖を下りて、あの浜の竃巌へ。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
)……青い鰭の行列で、巌竃の簀の中を、きらきらきらきら、日南ぼっこ。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
さてその部下の一番書記は白猫でした、二番書記は虎猫でした、三番書記は三毛猫でした、四番書記は竃猫でした。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
竃猫といふのは、これは生れ付きではありません。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
電気行灯の灯の下に、竃河岸の笹巻の鮨が持出された。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
土間の竃の鉄釜だけ、陽を反射して一つ二つ光る瞳をつけています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それから上手へ人家はまばらになって、突然、煉瓦焼きの竃が高い煙突を持って斜めに見えます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫