泥む
なずむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to cling to (e.g. old customs)
文例 · 用例
支那の隋に文中子といふ人がありまして、佛教は西方の聖人の教へである、之を支那に行はんとすると泥む、そこに拘泥することになつて來る、支那にはその儘行はれにくいと文中子が言つて居ります。
— 内藤湖南 『大阪の町人學者富永仲基』 青空文庫
秋の木の葉が風に舞うように、春の胡蝶が花に泥むように、自由自在に空に向かって高くも低くも飛ぶことが出来る。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
彼の山内東西七里南北十余里というような記事は、唯だ山が広く且つ深いことを示すに挙げたので、此場合之に泥む必要の無いことは、三繋平を甲信武三州の界とした記事に拘る必要の無いのと同じであろう。
— 木暮理太郎 『秩父の奥山』 青空文庫
風俗を見ることは、之に泥むことに終る方が多いというのが、風俗感覚の芸術的弱点だ。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
徒に新に趨るも不可なれば、徒に旧に泥むるまた不可である。
— 大隈重信 『婦人問題解決の急務』 青空文庫
十首の連作を通しての上に、物になずむ親しみの情の淡い気持が、油然として湛うてる。
— 伊藤左千夫 『歌の潤い』 青空文庫
共にあけぼのの桜を題材として、片方は次第次第に明けしらみゆく花をうたい、他方はなおもことして霞になずむ桜花をたたえて共に清楚な句境である。
— 杉田久女 『桜花を詠める句』 青空文庫
その語原は撫菜の義で愛ずる意ではないかと大槻文彦先生は書いていられるが、私はこれはなずむ菜の意でその苗葉がクシャクシャと短縮し迫って叢を成している状態に基いたものではないかと想像する。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
標準
to get used to
標準
to linger (on)