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大島紬

おおしまつむぎ
名詞
1
標準
Oshima tsumugi weave (type of pongee made in the Amami islands)
文例 · 用例
毛手柄の丸髷に、珊瑚珠の根掛をして、黒繻子の半衿を掛けた大島紬の綿入の上へ、古くなつたお召の絆纏をはおつて、七釐の前にしやがんでゐたのが、違ひますよと云つて、けぶたさうに蹙めた顏をこちらへ向けましたの。
森林太郎 身上話 青空文庫
甘糟の痒きに堪へんことを僕は丁と洞察してをるのだ」「これは憚様です」 大島紬の紳士は黏着いたるやうに靠れたりし身を遽に起して、「風早、君と僕はね、今日は実際犠牲に供されてゐるのだよ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
夙て御高名は聞及んでゐる」 と大島紬の猶続けんとするを遮りて、甘糟の言へる。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
積極と消極と相触れたので爪に火が※る訳だな」 大島紬が得意の※浪に、深沈なる荒尾も已むを得ざらんやうに破顔しつ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
次いでは甘糟の四百円、大島紬氏は卒業前にして百五十円、後に又二百円、無疵なるは風早と荒尾とのみ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
大島紬は受けたる盃を把りながら、更に佐分利が持てる猪口を借りて荒尾に差しつ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
女客は格別、男客は不断着のままで入浴に出かけるのが普通で、湯屋へ好い着物をきて行くと盗難の虞れがあるとも云い、十人が十人、木綿物を着て行くのを例としていたが、その風俗が次第に変って、銘仙はおろか、大島紬、一楽織の着物や羽織をぞろりと着込んで、手拭をぶら下げてゆく人も珍しくないようになった。
岡本綺堂 明治時代の湯屋 青空文庫
それに何よりもまずその服装は、大島紬の被布などを着込んでどこかの大家の御隠居さんとでもいいたいようないでたちなので、田舎の百姓家のこちらの母などとは大違いで、年もよっぽど若く見えた。
――獄中手記―― 何が私をこうさせたか 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア

大島紬(おおしまつむぎ)とは、鹿児島県南方にある奄美群島において、主に奄美大島で伝統工芸品としてつくられる織物。手で紡いだ絹糸を泥染めしたものを手織りした平織の絹布、若しくはその絹布で縫製した和服を指す。

出典: 大島紬 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0