昊天
こうてん
名詞
標準
文例 · 用例
程子(中国・北宋時代の儒学者、兄が程祀燔柴の様な、「浄め祭る(※祀)をもって儒教における宇宙の最高神(昊天上帝)を祀る」『周礼(春官・大宗伯)』と云うのもある。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
而モ輦轂ノ下ヲ距ル甚ダ遠カラズシテ数十万無告ノ窮民空シク雨露ノ恩ヲ希フテ昊天ニ号泣スルヲ見ル。
— 田中正造 『直訴状』 青空文庫
圜丘は天壇の主体であって、毎年冬至の未明に、天子斎戒して昊天上帝を祭られた所であり、壇上には、昊天上帝に配して祖宗の神位を奉祀し、日月星辰風雲雷雨の諸神を従祀されたのである。
— 豊島与志雄 『文学以前』 青空文庫
ここは昔、毎年冬至の未明に、天子斎戒して昊天上帝を祭られた所で、その壇の円形は天円地方の義に則り、壇上の敷石や欄干や階段などは天数に応じて九の数が選ばれている。
— 豊島与志雄 『北支点描』 青空文庫
また、志士、仁人にして誤りて処刑の身となり、永く獄裏に呻吟し、蓋世の大望を抱きながら、これを伸ぶることあたわず、むなしく涙をのんで昊天に訴うるものも、古来決して少なくはありますまい。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
而モ輦轂ノ下ヲ距ル甚ダ遠カラズシテ、数十万無告ノ窮民、空シク雨露ノ恩ヲ希ウテ昊天ニ号泣スルヲ見ル。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
昊天に号泣して竟に天皇陛下に直訴するに至るを、洵に我日本臣民の至情たることを。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫