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汁気

しるけ
名詞
1
標準
juice
文例 · 用例
それへ家禽か牛肉のスープで汁気たっぷりに煮込んだ栗を混ぜる。
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
汁気の多い稚木の茎は、斧の一振でサクリと気持よく切れるが、しなやかな古枝は中々巧く切れない。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
あの肥大な虫の汁気という汁気はことごとく吸い尽くされなめ尽くされて、ただ一つまみの灰殻のようなものしか残っていなかった。
寺田寅彦 簔虫と蜘蛛 青空文庫
梨の実の歯触りの爽かさと、歯ぐきに沁み透る汁気のつめたさは、この山棲みの人にとつて、軒端の松風や、嶺の上の白雲と同じやうに、その幽寂な心をやしなふ糧となつたに相違なかつた。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
日夜地球はめぐりつつあり、こうして、或るところでは重く汁気の多い果実が深い草の上に腐れ墜ち、或るところでは実らぬ実を風にもがれているけれども、豊富な人類の営みは景観の複雑さを、其の面にだけとどめてはいない。
宮本百合子 よもの眺め 青空文庫
乾した桜んぼだって、あの頃は柔らかくてな、汁気があって、甘味があって、よい香りでしたよ。
――喜劇 四幕―― 桜の園 青空文庫
葉は何枚にも重ねられていて、だんだんめくっていくと、次第に褐色にかわっていて、湯気が立ち、汁気が出てくる。
中谷宇吉郎 牛の丸焼 青空文庫
汁気のあるものをことごとく乾鮭にするつもりで吹く。
夏目漱石 野分 青空文庫
作例 · 標準
煮物を作る時は、汁気を飛ばしすぎないように注意している。
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この野菜は汁気が多くて、サラダにすると瑞々しい。
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ハンバーグを焼く時は、肉汁がたっぷり出るように工夫する。
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