志怪
しかい
名詞
標準
文例 · 用例
しかし〈志怪の書〉について、その事実の有無を論議するのは、無用の弁に近いかとも思われます。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
この『池北偶談』はいわゆる小説でもなく、志怪の書でもありません。
— 池北偶談 『中国怪奇小説集』 青空文庫
敢て多しというではないが、これに因って支那のいわゆる「志怪の書」の大略は察知し得られると思う。
— 凡例 『中国怪奇小説集』 青空文庫
ともかくもこれに因って、支那歴代の怪奇小説、いわゆる〈志怪の書〉がどんなものであるかということを御会得くだされば、こんにちの会合もまったく無意義でもなかろうかと存じます。
— 開会の辞 『中国怪奇小説集』 青空文庫
さらに一言申し添えて置きたいと存じますのは、それらの〈志怪の書〉が遠い昔から我が国に輸入されまして、わが文学や伝説にいかなる影響をあたえたかということでございます。
— 開会の辞 『中国怪奇小説集』 青空文庫
と言いましても、支那の著作物は文字通りの汗牛充棟で、単に〈志怪の書〉だけでも実におびただしいのでありますから、容易に読破されるものではありません。
— 開会の辞 『中国怪奇小説集』 青空文庫
ひと口に小説筆記と申しましても、その範囲があまりに広汎になりますので、こんにちは専ら〈志怪の書〉すなわち奇談怪談を語っていただくことに致しました。
— 開会の辞 『中国怪奇小説集』 青空文庫
勿論、支那の小説なるものは大抵は幾分の志怪気分を含んで居るようでありますが、ここでは明らかに〈志怪〉に限りました。
— 開会の辞 『中国怪奇小説集』 青空文庫