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病の床

やまいのとこ
表現名詞
1
標準
sickbed
文例 · 用例
娘は死んだ、娘はしばらく病の床に伏していたが死期を知ると、しずかに慧鶴の名を口誦み、頬に微笑のかげさえ浮べながら、そのまま他界の人となった。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
大坂陣の時は老病の床に在ったが、子の重綱に対って、此戦は必ず一度和談になって、そして明年に結局を見るだろう、と外濠を埋められてから大阪が亡びるに至るだろうことを予言した片倉小十郎と共に実に伊達家の二大人物であった。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
病の床に小親とわれと引きつけては、二人の手を取り戯れて、小親に顔赤うさせし愉快の女は、かくて手品師が人の眼を眩惑せしむる、一種の魔薬となり果てたり。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
かれは烈しき熱に冒されて、病の床に横はりつつ、なほよく死にいたるまで譫話を口にせざりき。
石川啄木 青空文庫
斧と琴と菊模様の浴衣こそ菊枝をして身を殺さしめた怪しの衣、女が歌舞伎の舞台でしばしば姿を見て寐覚にも俤の忘られぬ、あこがるるばかり贔屓の俳優、尾上橘之助が、白菊の辞世を読んだ時まで、寝返りもままならぬ、病の床に肌につけた記念なのである。
泉鏡花 葛飾砂子 青空文庫
子持の母も芸で通り、馴染の座敷では小女が連れて来ると、背後を向いて、三味線を下に置いて、懐を開けて乳房を含ませるという境遇であったが、誕生を済して、蝶吉がようやく立って歩くようになると、根岸では、父が病の床に倒れたがまた起たなくなった。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
」 折から奥で衰えた声して呼んだのは、病の床に臥しているという母様。
泉鏡花 三枚続 青空文庫
何でもあの人が、重病の床から、免れて再び楽壇に復帰するという記念演奏会で、大変な盛会でした。
菊池寛 M侯爵と写真師 青空文庫
作例 · 標準
彼は病の床に伏せるほどの重い風邪をひいた。
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祖母は長年病の床にあり、家族は交代で看病していた。
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病の床から抜け出し、早く元気になりたいと願っている。
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