代わる
かわる
動詞
標準
文例 · 用例
従来の盲探しの手数のかかる方法に代わるに簡単で確実な合理的方法を考案してこれを実地に応用し良好の成績を収めた。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
役人が代わる間には法令も時々は代わる恐れがある。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
鳥の鼻に嗅覚はないが口腔が嗅覚に代わる官能をすることがあるとある書に見えているが、もしも香を含んだ気流が強くくちばしに当たっている際にくちばしを開きでもすれば、その香が口腔に感ずるということもあるかもしれない。
— 寺田寅彦 『とんびと油揚』 青空文庫
いわゆる古典的統計法が原子物理学の大海に難破して、これに代わる新しい統計が発明されても、それとこれとの関係もそれぞれの意味もなかなかのみ込めない。
— 寺田寅彦 『日常身辺の物理的諸問題』 青空文庫
いついかなる問題が勃興して、現在の第一線の問題に取って代わるかもしれない。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
聾唖者には音響の言語はないが、これに代わるべき動作の言語がちゃんと備わっているのである。
— 寺田寅彦 『数学と語学』 青空文庫
そうして他にはこれに代わるべき御馳走はほとんどなかった。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
そうしてこれに代わるべき新しい病院はまだ建たぬ。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫