書き立てる
かきたてる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to write (a person) up (in a positive or negative light)
文例 · 用例
小説といふものはだらだらして、くだらないことを細々と書き立てるので、讀むからに退屈であり、僕のやうな結論を急ぐ性急者には、てんでのつけから讀む氣がしない文學である。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の追憶』 青空文庫
たとえば大新聞がいっせいにある涜職事件を書き立てると全国の新聞がこれに呼応してたちまちにして日本全国がその涜職事件でいっぱいになったような感じをいだかせる。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
小出しに拾った様々な長所を、知っているだけ思い浮かべてみて、ついには鉛筆を取り、書き立てるに至った。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
新聞は盛んに書き立てる。
— 牧逸馬 『土から手が』 青空文庫
巴里の心臓に幽霊ホテル、自殺室などと新聞は書き立てる。
— 牧逸馬 『ロウモン街の自殺ホテル』 青空文庫
そのうちにこの裁判の秘密が、どこから洩れたものかわかりませんが、だんだんと評判になって参りまして、方々の新聞がヨタ交りに書き立てるようになりました。
— 夢野久作 『霊感!』 青空文庫
すなわちこの裁判が、どうなるかという事は全世界の裁判史上に一つの大きなレコードを止める意味になりますので……しかも、このまま無期延期にするとか、双方の示談にするとかいう事は、絶対に不可能というのですから、新聞が飛び切りの題目として、徳義を構わず書き立てるのは無理もない事と思われます。
— 夢野久作 『霊感!』 青空文庫
今から二十四五年以前の事で、新聞紙も今ほど機敏ではなかったろうが、一方にはこんな事を喜んで書き立てる赤新聞もあったろうに、嗅ぎつけられもせず、よし嗅ぎつけられたとしても、それを紙上に出させなかったのは、確かに特筆すべき野村の父の功績といっていゝ、全くこの事は少しも世間に洩れないで済んだらしいのだ。
— ――二川家殺人事件 『黄鳥の嘆き』 青空文庫
作例 · 標準
メディアは彼の過去のスキャンダルを書き立て、連日報道した。
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彼女の勇気ある行動を、新聞は大きく書き立てた。
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週刊誌は芸能人の私生活を面白おかしく書き立てるのが常だ。
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彼は自分の手柄を誇張して書き立てる傾向がある。
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