特用
とくよう
名詞
標準
special use
文例 · 用例
タグイ(類)ではその限界が余り厳格に感じなく、またこの語は余り通俗に用い過ぎていてどうも特用してある科の名としては適しない感があるので私は採らない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
伝えるところによればあの我慢づよい軍人マリウスも、年をとるとともに飲物についてはなはだ気むずかしくなり、かれ特用の盃によらなければ飲まなくなったそうだ。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
美しい女のその声に、この折から、背後のみ見返られて、雲のひだ染みに蔽いかかる、桟敷裏とも思う町を、影法師のごとくようやく人脚の繁くなるのに気を取られていた、松崎は、また目を舞台に引附けられた。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
電話帳に本名を出しとくような狐狸とは段違いの怪物だからウッカリした事は出来ないと思ったからだ。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
死にかけた人間を打っちゃらかしとくようなやつが、人のことがいえるかい。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
さあ、係員にそういって予定の時刻が来たから、早く気球の綱をとくようにいってくれたまえ」「へえ、やっぱり六条さんは、一人で上へあがるのですか」「さっきから幾度もそういっているじゃないか。
— 海野十三 『空中漂流一週間』 青空文庫
……なあ、おい、イギリスにあザグヴォズキンみたいな変てこな奴あ一人だって居ないんだ……あすこじゃ一文の金だって循環してるんだぜ……そうとも……あすこじゃ銭函に錠を掛けとくような吝な野郎はいないんだ。
— MARI D'ELLE 『マリ・デル』 青空文庫
「なぜかといつて、とくような殺人がないからじや」 フランボウはまつたくびつくりして口をつぐんだ。
— THE INSOLUBLE PROBLEM 『とけない問題』 青空文庫
作例 · 標準
この原野は自衛隊の演習地として、国から特用林地に指定されている。
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特用農産物の振興を図るため、県は特産品のブランド化を支援している。
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古い倉庫を特用施設として改修し、災害時の避難場所として活用する計画だ。
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