凡慮
ぼんりょ
名詞
標準
ordinary minds
文例 · 用例
けれども、そのやうな事こそ凡慮の及ぶところではないので、あのお方の天与の霊感によつて発する御言動すべて一つも間違ひ無しと、あのお方に比すれば盲亀にひとしい私たちは、ただただ深く信仰してゐるより他はございませんでした。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
」 こうして人間同士がお静かに分れた頃には、一件はソレ竜の如きもの歟、凡慮の及ぶ処でない。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
が、こんな適切な形容は、凡慮には及ばなかった。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
唯だ凡慮に測り知られぬは我とアヌンチヤタとの上なり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
……」 山伏ぐんなりして、「いやもう、凡慮の及ぶ処でござらん。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
早い話が堀川のお邸の御規模を拝見致しましても、壮大と申しませうか、豪放と申しませうか、到底私どもの凡慮には及ばない、思ひ切つた所があるやうでございます。
— 芥川龍之介 『地獄変』 青空文庫
早い話が堀川のお邸の御規模を拜見致しましても、壯大と申しませうか、豪放と申しませうか、到底私どもの凡慮には及ばない、思ひ切つた所があるやうでございます。
— 芥川龍之介 『地獄變』 青空文庫
と、その熊太郎の声に答え、築山の彼方西の方から、※いかに弁慶、さても唯今の機転更に凡慮のよくなす業にあらず…… と、冬太郎の謡う声が聞こえて来た。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
作例 · 標準
その天才の思考は凡慮を超越しており、凡人には理解しがたかった。
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彼の戦略は凡慮では思いつかないような、大胆なものだった。
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凡慮では測り知れない深遠な真理が、そこには隠されている。
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