鳥威し
とりおどし
名詞
標準
文例 · 用例
そほどを案山子だとすることは通説であつて、彼の山田の久延毘古を以て、案山子のことゝすれば、なるほど、足は往かねども天下のことを知る、といふ本文の擬人法にも叶ふ様であるが、仮に、こつくりさんの如き形体のものであるにしても、たか/″\人造の鳥威しの類を些し、神聖化し過ぎた様な気がする。
— 折口信夫 『稲むらの蔭にて』 青空文庫
露の宿仏のともしかんがりと弓少し張りすぎてあり鳥威し十月十三日 笹鳴会。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
鳥威し皆ひるがへり虚子が行く 素十 これは前に掲げた連句の発句脇句とはやや異なるが、しかし当時の景勝を描写し諷詠したところは似ておる。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫