小料理屋
こりょうりや
名詞
標準
small restaurant
文例 · 用例
近年急に襲うて來た「改造」の嵐の爲に、我邦の人の心に自然なあらゆるものが根こぎにされて、其の代りにペンキ塗りの思想や蝋細工のイズムが、新開地の雜貨店や小料理屋のやうに雜然と無恰好に打建てられて居る最中に、それ程とも思はれぬ天然の風景が方々で保存せられる事になるのは、せめてもの事である。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
やがてもう午に近くなったので、半七は庄太を誘い出して近所の小料理屋へ飯を食いに出た。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
……「……姐さん、ここの前を右へ出て、大な絵はがき屋だの、小料理屋だの、賑な処を通り抜けると、旧街道のようで、町家の揃った処がある。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
的等の一人、かく言う私だ……」 十三「なお聞けば、古市のはずれに、その惣市、小料理屋の店をして、妾の三人もある、大した勢だ、と言うだろう。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
かつは風が甚だしく寒いので、更に品川の町に入り、海寄りの小料理屋へ上って、午餐を喫いながら硝子戸越しに海を見た。
— 岡本綺堂 『一日一筆』 青空文庫
山間の平地に開かれた町で、学校もあれば寺院もあり、且は近年|其附近に銀山が拓かれるとか云うので、土地は漸次に繁昌に向い、小料理屋のようなものも二三軒出来て、口臙脂の厚い女が斯んな唄を謡う様になった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
(六) 長くもない町を行き尽して、やがて駅尽頭の角に来ると、冬を怨む枯柳が殆ど枝ばかりで垂れている傍に、千客万来と記した角行燈を懸けて、暖簾に柳屋と染め抜いた小料理屋があった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
甚右衛門はその昔、御法度の賽ころを掴んで二十人あまりの若い者を頤で追い廻していた男であるが、取る年と共にすっかりと堅気になって、女房の名前で営んでいた緑屋という小料理屋を本業に、まず不自由もなく暮らしているのであった。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
この牌は、場に残り続けると他のプレイヤーにとって危険な孤立牌になってしまう。
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