水腫れ
みずばれ
名詞
標準
文例 · 用例
それが脚気を煩つて、二週間程の間に眼もふさがる位の水腫れがして、心臓麻痺で誰も知らないうちに亡くなつて居た。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
あん畜生の眼の下に山のやうな水腫れでも出来るといいのぢやが!
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
」 と寿平次は笑いながら言って、草鞋のために水腫れのした足を盥の中の湯に浸した。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
」 水腫れのように熱し、ふくれて見える妻のそういう貌が、空の耀きでちらッと見えた。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
レクトル・エケクランツは猶大系のでんまあく人で、湿黒の髪と湿黒のひげと、水腫れのした咽喉と、美しい娘とを持っていた。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
なにしろ、赤黄いろい電灯のひかりのなかで、その照明にグロテスクに隈どられた顔とともに、水腫れのした咽喉を振り立てながら、あのレクトル・エケクランツ老爺が、その品物の真なることを肯定して、こうつづけさまにうなずいたのだから――。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
青く水腫れした顔をしてヂツとして居る。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫