鰯網
いわしあみ
名詞
標準
文例 · 用例
養鶏をしている者、養豚をしている者、鰯網をやっている者もある。
— 黒島傳治 『田舎から東京を見る』 青空文庫
金廻りの良かった時には、鰯網に手を出したこともある。
— 黒島傳治 『小豆島』 青空文庫
八歳か九歳の時から鰯網の手伝いに行った。
— 黒島傳治 『自伝』 青空文庫
鰯網が出ない時には、牛飼いをやった。
— 黒島傳治 『自伝』 青空文庫
十五六になった頃、鰯網は、五六カ月働いて、やっと三四十円しか取れなかったので、父はそれをやめて、醤油屋の労働をすることになった。
— 黒島傳治 『自伝』 青空文庫
僕は、鰯網の「アミヒキ」もやった。
— 黒島傳治 『自伝』 青空文庫
三「――あすこに鮹が居ます――」 とこの高松の梢に掛った藤の花を指して、連の職人が、いまのその話をした時は…… ちょうど藤つつじの盛な頃を、父と一所に、大勢で、金石の海へ……船で鰯網を曵かせに行く途中であった…… 楽しかった……もうそこの茶店で、大人たちは一度|吸筒を開いた。
— 泉鏡花 『瓜の涙』 青空文庫
その邊には鰯網などが干してあつた。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫